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KOKUTAI FREE No.03画像診断Quiz正解

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KOKUTAI FREE No.3画像診断Quiz(p.23)解説

診断名:腸重積

解説:いずれの断面でも、右側腹部に腫瘤状の陰影が認められます。上下に連続する管状構造で、内部にガス像があることから腸管と考えます。上行結腸の位置ですが、周囲の腸管と異なり壁が厚く、内部に低吸収の層状、同心円状の構造がみえます。これは、腸重積に極めて特徴的な所見です。近位腸管が遠位腸管の内腔に潜り込んで「入れ子」状態になるため、外側の遠位腸管、内側の近位腸管のそれぞれの壁が同心円としてみえるようになります。
90%以上は小児に発生し、特に1歳以下の乳児に好発します。乳児の腸重積の大部分は特発性です。成人では頻度は低いものの、その大部分が腫瘍などを先進部とする器質性である点が重要です。この症例は結腸癌がありました。
回答で最も多かったのは「腸閉塞」「イレウス」 でした。当たらずといえども遠からずですが、もう一歩踏み込んで欲しかったところです。このほか、「虫垂炎」「出血性大腸炎」 などの回答がありました。
(慶應義塾大学病院 予防医療センター 百島祐貴)

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