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KOKUTAI FREE No.01画像診断Quiz正解

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KOKUTAI FREE No.1画像診断Quiz(p.33)解説

診断名:Budd-Chiari症候群

解説:肝の輪郭に凹凸があり、右葉の萎縮、尾状葉の肥大、脾腫がみられることから、まずは肝硬変と分かります。2大原因は、ウイルス性とアルコール性ですが、問題文からはいずれも否定的で、その他の原因を考える必要があります。あらためて写真を見直すと、下大静脈がみえません。よくみると下大静脈の位置に造影効果に乏しい低吸収の小さな構造があります。これは血栓化、閉塞した下大静脈です。肝硬変の所見とあわせ、Budd-Chiari症候群と考えられます。
最も多い診断は「肝硬変」 で、もちろん間違いではありませが、もう一歩踏み込んでほしかったと思います。このほか自己免疫性肝炎、血球貪食症侯群、原発性硬化性胆管炎、ヘモクロマトーシスなどの診断がありました。
(慶應義塾大学病院 予防医療センター 百島祐貴)

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